労働組合「連合東京」は、1日、立憲民主党東京都連の手塚仁雄幹事長と日本共産党東京都委員会の田辺良彦委員長が対談していたことを取り上げ、「立憲民主党東京都連とは埋められない距離感を感じざるを得ない」と強く批判しました。

手塚氏は「東京民報」上の対談で今年行われる都議選や衆院総選挙で立憲・共産両党の共闘体制を進めることで「政権交代への弾みになる」と指摘。「党中央」という共産主義者がよく使う単語を使いながら立共共闘の成果を強調しました。

手塚・田辺両氏の会談を受け、連合東京は1日、ホームページ上に事務局長談話を発表し、「すべての推薦・支持・支援候補者の活動実態を確認し、協定内容に照らして毅然とした対応を図る」と述べ、共産党と連携する立憲民主党の立候補予定者に対して厳しい姿勢で臨む方針を表明しました。

連合は「左右の全体主義を排し、民意が適正に反映されて、健全な議会制民主主義が機能する政党政治の確立を求める」としていて、都議選・衆議院議員総選挙で推薦・支持している予定候補者に対し、「共産党と与しないこと」という協定を結ばせています。

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