兵庫県庁(玉井東智撮影)
前知事の失職に伴う兵庫県知事選挙(11月17日投開票)で、日本自治委員会は大澤芳清候補を支持すると発表しました。
委員会は先月31日、兵庫県知事選挙の立候補者に対し、▽ブラック校則廃止と校則の公開、▽知事部局でのいじめ迅速調査・懲戒処分の勧告、▽子どもの意見表明機会・権利行使の場の確保、▽不登校特例校の整備などを要求。これに対し、大澤氏が8日、「私が考えることと一致するものであり、県として具体化していきたい」と答え、政策要求を受け入れたことから、委員会は13日、大澤氏を支持することを決めました。
今回の知事選は、県の幹部が斉藤県政の「パワハラ」「おねだり」体質を告発する文書を各方面に配布したことをきっかけに県政が混乱。県議会で前知事の不信任決議が可決され、失職したことによるもの。告発された側の斉藤知事腹心の片山副知事(当時)が、告発者の県幹部のPCを押収して自ら事情聴取するなど公益通報への対応のあり方も問題視されています。
知事選には、大澤氏のほか、前知事の斉藤元彦氏、前尼崎市長の稲村和美氏、NHK党党首の立花孝志氏らが立候補し、乱戦模様です。日本自治委員会はこどもの自由と人権を守る政策の実現のため、大澤氏への投票を兵庫県民の皆さん(特に18歳・19歳・若者・保護者の皆さん)に呼びかけます。