六郷工科
六郷工科高校
東京都立六郷工科高校で16日、激辛ポテトチップスを食べた高校1年生の生徒14人が救急搬送される出来事がありました。
同校によると、激辛ポテトチップスを食べたのは高校1年生の生徒のうち31人。うち14人が体調不良を訴え、救急搬送されたといいます。

高校生が食べたのは、磯山商事(茨城県)が販売する「18禁カレーチップス」。この商品は、世界一辛い唐辛子とされているブート・ジョロキアが含まれており、パッケージには「辛すぎますので、18歳未満の方は食べないでください」「高血圧、体調不良、胃腸の弱い方は絶対に食べないでください」「手、指にキズがある方は素手では食べないでください」などとパッケージに記載されていました。

磯山商事は17日、「お客様はじめ、関係各位に対し多大なるご迷惑をおかけいたし申し訳ございません。搬送された方、並びに体調不良を訴えられた方の一日でも早い回復をお祈り申し上げます。」とコメントを発表しました。

激辛食品 海外では死亡例も
近年SNS上で激辛食品を食べる企画が流行するなど、若者の間で人気が高まっている一方、健康被害が相次いでいます。

2019年7月には長野県の高校の文化祭で、激辛ソースの入った飲み物を飲んだ生徒9人が救急搬送された事例があったほか、アメリカで昨年9月、激辛トルティーヤチップスを食べた14歳の少年が死亡した事例も発生しています。

学校は全校集会を開催
同校は生徒の救急搬送を受け、臨時の全校集会を開催。保護者にも説明文書を配布しました。同校の剱持利治校長は「食べ物を持ち込む際は、体調や状況を十分に考慮すること、自分が持ち込んだ食べ物以外の喫食はしないこと及び食中毒に関すること等について引き続き指導を行います。」とコメントしています。
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