区長候補者(左から河野陽子氏、伊藤ゆう氏、青木英二氏、西崎つばさ氏)
21日投開票が行われた目黒区長選挙では、現職の青木英二氏(69)が新人4人を抑え、6選しました。
🌸青木 英二(無・現) 25,439
伊藤 ゆう(無・新) 20,369
西崎 つばさ(無・新) 19,132
河野 陽子(無・新) 12,149
たきした 隆行(無・新) 3,953
目黒区長選挙には、青木英二氏のほか、小池百合子都知事が応援していた伊藤悠前都議(47)、目黒九中事件を矮小化・正当化した西崎翔前都議(40)、河野太郎デジタル大臣の親戚の河野陽子前区議(61)、IT企業に勤める会社員の瀧下隆行氏(41)が立候補していました。
青木英二氏はこれまでも5期20年に渡り、目黒区長を務めています。青木氏は他の候補者から多選批判を受ける中、6期目は3年で辞職して区長選を区議選と同日とし、退職金も受け取らないことを公約として掲げていました。
区議補選 「勝ち目がない」発言の橋本前区議が当選
また、区議会議員補欠選挙では、立憲民主党の橋本祥平前区議が新人らを抑え、当選しました。
🌸橋本 しょうへい(立・前) 28,786新井 かよこ(自・新) 25,767
須藤 健太郎(無・新) 10,394かわばた しんじ(諸・前) 5,770かたやま えいじ(無・新) 4,571
市川 たけしま(諸・新) 1,370
橋本祥平氏は2020年、目黒九中事件発生当時、日本自治委員会に対し「旗色が悪い」「自分は(地元とする)祐天寺から学芸大学の問題にしか取り組まない」などと発言し、「勝ち目がないから助けない」というスタンスを日本自治委員会から批判されていました。
日本自治委員会「引き続き目黒区政を注視する」
日本自治委員会の榊原光広報課長は「西崎氏が都議の職を失い、さらに落選したことは私たちがこれまで取り組んできた『目黒にりっけんはいらない』運動が着実に実を結んでいる証左で歓迎したい。他方、橋本前区議がダイエーに戻らず、区議会に戻ったのは残念。引き続き目黒区政を注視していく。」とコメントしました。