IMG_1582
渋谷区役所

渋谷区は21日、区議会に新たな教育長に文化庁課長補佐の伊藤林太郎氏をあてる人事案を提出し、全会一致で承認されました。伊藤新教育長の任期は今年4月から3年間です。

伊藤氏は2011年名大文卒・文科省入省。初等中等教育局係員などを経て現在文化庁国語課課長補佐。

五十嵐俊子現教育長は今年3月31日の任期満了をもって退任します。五十嵐をめぐっては、2020年、当時校長を務めていた町田市立町田第五小学校の6年生の女児がいじめを訴える遺書を残して自殺。事件後、長谷部区長により渋谷区教育長に任命されていました。

五十嵐氏の退任を受け、日本自治委員会の上原瑞貴議長は22日、次のようにコメントしました。
「五十嵐氏に教育長の任期を満了させてしまったことは私たちの力不足としか言いようがなく、不徳の致すところだ。校民及び保護者の皆様には誠に申し訳なく、心よりお詫び申し上げる。他方、昨年4月の選挙でも野党候補2人が争点として示すなど、『いじめ隠ぺい』や不適切な人物を任用すれば校民防衛隊がやってきて政治問題化し、首長自身の政治生命を危うくするという先例にはなったので行動した意義はあったと思う。引き続き住民の皆さんとも連携しながら渋谷区政を注視していきたい。」

日本自治委員会©2024
無断複製・転載禁止


このエントリーをはてなブックマークに追加