公明党の元渋谷区議会議員の古川斗記男氏が、2020年度から渋谷区子ども家庭支援センター「ネウボラ」に再就職していたことが、2月18日、わかりました。
同センターは「専門相談員」と「子育てネウボラ推進委員」の2つの職を設けていますが、区が毎年募集している専門相談員と異なり、子育てネウボラ推進委員の待遇や勤務体系は一切公表されていません。区が公表している令和3年度の募集要項によれば、専門相談員は社会福祉士や社会福祉主事の資格要件があります。しかし古川元区議はいずれの資格も保有していないといいます。
ある区議は、古川元区議について「部長級の仕事についている。部長の席と課長の席の間に席がある。」と指摘したうえで、「公明党は60歳定年制があるのに、区の施設に管理職として天下りしてるんじゃ実質定年制は無意味だ。」などと批判しています。
古川氏は、過去に選挙カーのガソリン代不正請求事件をめぐって、ガソリン代を自主返納しています。長谷部区長肝いりの「ネウボラ」ですが、公明党元区議の「天下り」を許すことが「多様性」なのでしょうか。
公明党広報部と渋谷区議会公明党は、2月22日現在、校民日報の取材に対し、回答していません。
同センターの下村孝子所長は、子育てネウボラ推進委員の定員は1名だと明かしましたが、古川氏がどちらの役職を務めているのかについては「個人情報」を理由に回答しませんでした。
同センター職員は、古川元区議の勤務時間について「16時前には帰ってしまう」と説明していて、専門相談員と比べても勤務時間が短いことは明らかです。
ある区議は、古川元区議について「部長級の仕事についている。部長の席と課長の席の間に席がある。」と指摘したうえで、「公明党は60歳定年制があるのに、区の施設に管理職として天下りしてるんじゃ実質定年制は無意味だ。」などと批判しています。
古川氏は、過去に選挙カーのガソリン代不正請求事件をめぐって、ガソリン代を自主返納しています。長谷部区長肝いりの「ネウボラ」ですが、公明党元区議の「天下り」を許すことが「多様性」なのでしょうか。
公明党広報部と渋谷区議会公明党は、2月22日現在、校民日報の取材に対し、回答していません。
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