醜佚と目黒九中
 中国による国家安全維持法可決を受け、香港の自由が奪われつつある今、日本、それもあなたの身近で恐るべき表現弾圧が行われました。

 7月8日の朝、目黒区立第九中学校の近くで小山台高校の水泳授業のあり方を批判し、生徒の権利を訴えるビラを配っていた現役高校生Iさんが第九中学校の高橋秀一副校長に「公務執行妨害」の嫌疑で逮捕され、警察に連行されたのです。事件の概要は次の通りです。

副校長が「転び公妨」で高校生を不当逮捕

 7月7日から目黒区立第九中学校付近でビラをまいていたIさんは7日のビラまきの際も、高橋副校長にビラをまくことを執拗に妨害されていました。これを踏まえ、8日のビラまきでは学校から離れた場所でビラをまいていましたが、高橋副校長はわざわざIさんのもとに来て、ビラ配布をやめるよう妨害を行いました。

 あまりにひどいため、Iさんが表現弾圧の証拠として撮影しようとしたところ、高橋副校長が怒鴫りながらIさんにぶつかってきたのです。しかもなんとぶつかってきた高橋副校長は、Iさんに殴打されたと主張。警察を呼び、Iさんを不当逮捕させました。こんなめちゃくちゃな話があるのでしょうか。

 あなたはこんな人が副校長をやっている中学校に通いたいですか。ご子女を通わせたいですか。授業改善を訴えるだけで生徒を排除するような「人権のない学校」に。

公道上のビラまきは憲法で認められている権利

 学校前でもどこでも市民の表現活動(ビラまき、署名活動)は憲法第21条で「表現の自由」として保障されています。公務員には「憲法擁護義務」(憲法第99条)がありますが、憲法に定める「表現の自由」を侵害するような行為を2日間にわたり繰り広げ、あげく逮捕亡せるという蛮行に及んだ高橋副校長こそ、公務員として全く不適格、そして全く不当な公権力の行使です。

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