日本自治委員会の平松けんじ議長が、9日午後、東京・飯田橋の「しごとセンター」地下講堂で開催された「都教委包囲首都圏ネットワーク」(包囲ネット)総決起集会で講演しました。

 平松議長の同集会での公演は昨年に続き2回目で今回も包囲ネットからの招聘に応じたものです。包囲ネットは石原都政下で始まった東京都教育委員会による教職員への「日の丸・君が代」の起立斉唱強制に反対する教職員OBらのグループです。

 集会では学校教育現場で管理職(校長や副校長)から教職員へのパワハラが多いことや、都教委が進める「ボランティアサポートチーム」の参加者名簿に生徒会役員の名前を書くように求められ、「名前書くだけですよ」と約束させたものの結局「ボランティアサポートチーム」の会議に生徒会役員が動員された話など、学校現場の現状が報告されました。

 平松議長の今年の講演では「とうきょうトリエンナーレ」活動を中心とした日本自治委員会の活動について報告や現代の都立学校の現場報告が行われました。平松議長は冒頭の発言で、昨年は高校生たちが声を上げ、大学入試改革の目玉だった英語民間試験導入と記述式問題導入を撤回に追い込んだことに言及した一方、「現場の学校現場での生徒の人権状況は劣悪」と指摘。「強制ボランティア」の実態やブラック校則への言及もありました。このほか平松議長は「とうきょうトリエンナーレ」について、昨年10月7日の開始以来、のべ4か月で都立高校24校でチラシ配布活動を行ったことを報告しました。

 集会終了後、平松議長に複数の応援の声があり、情報交換や意見交換が行われました。ある都立高校教諭は、「今の体制に不満を持っている教職員はいる」と話し、反都教委の教職員との連携を促しました。これに対し、平松議長は反都教委の教職員との連絡を進めたい意向を示し、名刺を配布しました。

 平松議長は校民日報の取材に「今後とも学校現場での生徒の基本的人権の奪還のため、活動を推進する」と表明しました。

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