活動中の校民防衛隊(18日、東京・多摩市のベネッセ東京本部前=防衛局提供)
町田市の小6女児いじめ自殺事件の当時の校長だった五十嵐俊子・渋谷区教育長が18日、ベネッセ東京本部(東京・多摩市)で開催された「未来の教育を考える会」で講演しました。これに合わせ、日本自治委員会は同日、校民防衛隊を現地に急派し、人権特別啓発行動を行いました。
五十嵐氏が渋谷区教育長に就任する前の2020年11月、自身が校長を務める小学校の6年生女児がいじめを訴える遺書を残して自殺。直後の2021年4月、渋谷区教育長に就任しています。五十嵐氏は、児童に配付したタブレット端末のパスワードを全員共通のものにしたうえ、いじめの場であったチャット機能の存在を把握できておらず、いじめと自殺の因果関係を教育長就任直前まで認めなかったことから、「いじめ隠ぺい」との批判が挙がっていました。さらに五十嵐氏は、教育長就任後2年間、事件についての説明を拒み続けています。
日本自治委員会は2021年9月末より渋谷区内に校民防衛隊を派遣し、五十嵐氏が「いじめを隠して出世した」と厳しく批判。五十嵐氏の教育長解任を主張しています。
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