自民党渋谷総支部は2日、今年4月の渋谷区長選に推薦候補者を擁立する予定であると回答しました。

日本自治委員会は先月30日、自民党渋谷総支部に対し今年4月の渋谷区長選挙に自民党の推薦候補を擁立することを求める要望書を発出。五十嵐俊子区教育長の解任を実現するため、区長交代の必要性を訴えていました。

自民側は2日、村上英子支部長と前田和茂副支部長=いずれも元都議=の連名で要望書に対する回答を日本自治委員会にメールで送付。「自由民主党として、区長選挙の推薦候補者を機関決定する予定」と回答しました。

日本自治委員会高官は、回答を受け、「事実上(要望は)了解されたものだと受け止めている。大変心強く感じる。」と歓迎する考えを示しました。

一方で、ある区議は「自民も一枚岩ではない。長谷部派の区議と前田派の区議がいる。長谷部派の区議は対抗馬擁立に反対している。」と指摘します。

日本自治委員会高官は「組織長が命令しているのにサボタージュするのは全く理解に苦しむ。個人的に反対でも組織でまとまって動くのが最も生産性の高い手法のはずだ。」と述べ、長谷部派の自民区議の行動に疑問を呈しました。

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