日本自治委員会が30日、自民党渋谷総支部に対し、今年4月の渋谷区長選に長谷部健区長の対立候補を擁立するよう要望していたことがわかりました。

委員会筋によりますと、日本自治委員会活動員が30日午前、自民党渋谷総支部の村上英子支部長と前田和茂副支部長=いずれも元都議=の渋谷区内の自宅を訪れ、直接要望書を手渡しました。要望書では五十嵐教育長任命をめぐる経緯から区長交代の必要性を強く訴え、自民党に候補擁立を促しています。

自民は、渋谷区長選の候補擁立に向け模索を続けていますが、一部の自民区議は区議会で「与党宣言」を行うなど長谷部区長に接近を図っています。こうしたことから日本自治委員会はこれまで「区長選不戦敗なら校民の敵」(上原副議長)として強く牽制。遂に要望書発出という行動に踏み切りました。

今年4月の区長選をめぐっては、これまでに現職の長谷部健区長、立憲民主党区議の吉田佳代子氏、日本第一党の菅原みゆき氏が立候補の意向を表明しています。
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