元渋谷区議会議員で、元東京都議会議員の前田和茂氏が19日、渋谷区議会だより書き換え問題をめぐり、「自分がいたらやらせなかった」と述べました。
前田氏は、19日朝、広尾駅前で活動中の渋谷地区自治委員会の演説を聞いた後、「区議会だよりを区長が差し替えさせるのは越権行為」との同委の指摘に賛意を示したうえで、「自分が(区議会に)いたらやらせなかった」と述べました。
2021年12月28日、長谷部健渋谷区長が、五十嵐俊子教育長の前任校でのいじめ対応をめぐる質疑応答が掲載された区議会だよりの差し替えを要求。区議会は、区長に近い丸山高司区議(自民)が主導し、すでに印刷済みだった約14万部を破棄し、差し替えました。要した費用は約470万円に達し、区民から強い批判の声が上がりました。
今回の前田元都議の発言は、区長の言いなりで区議会だよりを差し替えさせた現在の与党各会派を事実上批判するものとみられます。
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