警視庁渋谷警察署_玉井殿内撮影
渋谷警察署(校民防衛隊撮影)
渋谷警察署が、署員による政治活動の妨害をめぐって、日本自治委員会に陳謝していたことがわかりました。

日本自治委員会広報課によりますと、今年4月30日、渋谷警察署員2人が11分間にわたって女性校民防衛隊員を取り囲み、執拗に移動を求める事件が発生したということです。これを受け、平松けんじ日本自治委員会議長が渋谷警察署幹部に電話で抗議する事態に発展しました。

抗議に対し、渋谷警察署地域2係長は「奥田(暁宏・地域)課長から110番通報が入っていることだけを伝えるようにという指示があったが、細部まで伝わっていなくてそのような言動になった」と釈明したうえで、陳謝しました。同係長は「(地域課の)各係で共有できるように再度指示させていただく」と述べ、再発防止を約束しました。

渋谷警察署はこれまでも繰り返し校民防衛隊の人権特別啓発行動を妨害しており、日本自治委員会から複数回抗議を受けていました。

日本自治委員会広報課長の話
渋谷警察署に対しては、以前議長より政治活動の妨害を行わないよう抗議と要請を行っており、奥田地域課長もきちんと対応してくださったと認識していましたが、今回、またこういう事態になったことは極めて遺憾です。渋谷警察署は、組織のガバナンスがなってないのではないかとの疑いを持たざるを得ません。今般、地域2係長より謝罪と再発防止の約束がありましたが、今回こそしっかり徹底をお願いしたいと切に願います。

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