渋谷区役所本庁舎B07_玉井殿内撮影
渋谷区役所(校民防衛隊撮影)
五十嵐教育長の前任校での問題から渋谷区政への取材を開始した当社取材陣ですが、取材すればするほど渋谷区政の異常な「隠蔽」体質とひどい実態が明らかになっていき、正直とてもあきれています。

筆者がまず驚いたのは区議会の「隠蔽」体質でした。議会の様子を撮影・録音したいと区議会事務局に申し出ましたが、「原則不許可になっている」と言われ、できませんでした。他の区議会では普通に議会の様子をインターネット中継しているところもありますし、撮影・録音一切ダメと言ってくる議会は初めてでした。自民党の丸山高司区議は「私どもは従前のやり方を踏襲していくべき」と述べ、引き続き撮影・録音禁止のルールは維持したいという考えを示し、公明党の久永薫区議は「傍聴及び録画中継で充分に公開されている」との考えを示すなど後ろ向きな回答でした。

なぜここまで撮影・録音を禁止するのか。

調べてみたら約13年前の2009年の産経新聞の記事で面白いものを見つけました。タイトルは「『ゴリゴリ!』と議員が大合唱 渋谷区議会は学級崩壊状態!?」というもの。内容は自民・公明の区議たちが野党議員の質問にヤジを飛ばしまくっているというものでした。
なるほどそういうことか。確かに筆者が傍聴した時もヤジったり、隣席の区議と雑談に興じていた自民党区議がいました。後でその区議に話を伺ったところ、「それはいけないの?黙って聞かなきゃいけないわけじゃないから。それはそのぐらいはしますよ。」と開き直る始末。やっぱり渋谷区議会の体質は変わっていないようです。

区民の皆さん、ぜひ議会を傍聴し、皆さんの代表者がちゃんと仕事をしているのか確かめてください。
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