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長谷部健渋谷区長(1月17日=平松けんじ撮影/ISJ編集部提供)

渋谷区の長谷部健区長が、社会教育館売却構想をめぐり、区議を区長室に呼び付けて「恫喝」していることがわかりました。
関係者によりますと、長谷部区長は、先月、商工会議所の新年会で区の社会教育館を売却する構想を披露していました。ところがその情報を入手した日本自治委員会が社会教育館売却構想を街宣活動で非難したことで、焦った区長が「犯人探し」を始めたとみられます。

社会教育館売却構想をめぐっては、長谷部区長が校民防衛隊員に「根拠を示せ」と述べるなどあくまで否定していましたが、長谷部区長は、2月4日、区議会各会派に対し、図書館や社会教育館など生涯学習施設を教育委員会から区長部局に移管する組織改正を行う方針を伝えるなど渋谷図書館廃止や社会教育館売却に向けた動きを加速させています。

前回の区議会定例会でも長谷部区長が突如として渋谷図書館廃止を提案し、区民の強い反対の声が上がり、紛糾したばかりでした。長谷部区長が繰り返し強調している「多様性」とは子どもから高齢者までが学び、交流する貴重な公共施設を民間に売り払うことなのでしょうか。

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