10月31日に投開票された第49回衆議院議員総選挙に平松けんじ日本自治委員会副議長が不出馬を決めたことで、東京5区の選挙戦は事実上与野党一騎打ちとなりました。
開票の結果、立憲民主党公認で社民党、共産党、れいわ新選組、新社会党など「野党共闘」勢力が支援する手塚仁雄さんが当選し、与党・自由民主党公認の内閣府特命担当大臣・若宮健嗣さんは比例復活に追い込まれました。

都議選では平松副議長の緊急参戦で野党系の票が分散し、立憲・西崎つばささんと共産・星見てい子さんが6票差で当落が分かれるなど、選挙戦に大きな影響を与えましたが、今回、平松副議長やれいわ新選組の中村美香子さんが衆院選不出馬を表明したことで、野党系の票が手塚さんに集中した形です。

維新は選挙戦中にコロナ・クラスター発生
一方、第三極として衆院選に参戦した日本維新の会公認・田淵正文さんは、選挙期間中に陣営内で新型コロナウイルス感染症のクラスターが発生。田淵さん自身も入院する事態になり、大きな痛手を負いました。

平松副議長「実にしょうもない選挙だった」
今回の衆院選東京5区の結果について、平松副議長は「実にしょうもない選挙だった。れいわ(新選組)はあれだけコケにされても候補下ろすし、野党共闘というものがいかに有権者を愚弄し、選択肢を狭めるものかよく確認できた。」と話しました。平松副議長は不出馬の表明の際、手塚氏不支持を表明していました。

衆院選は立憲が敗北 自民・公明は絶対安定多数を確保 維新が躍進
今回の衆院選では、岸田文雄首相率いる自民党と連立与党の公明党が、常任委員会の全委員長ポストと過半数の委員を獲得できる「絶対安定多数」を確保しました。一方、手塚さんらが所属する立憲民主党は、議席を減らす結果に。枝野幸男代表が辞任することになりました。「野党共闘」は都市部の小選挙区で自民党議員に競り勝つ効果はあったものの、比例代表で議席が減少する結果になりました。立憲執行部は今後選挙結果を科学的に分析するとしています。

他方、第三極の日本維新の会は選挙前の11議席から4倍近い41議席に躍進。維新は大阪府で候補を擁立した小選挙区全てで勝利し、立憲民主党副代表の辻元清美元国交副大臣や、自民党の中山泰秀元副大臣などを軒並み落選に追い込みました。また、国民民主党も議席を伸ばし、立憲・国民・共産・社民の野党国対の枠組みから離脱しました。このほかれいわ新選組が3議席、社民党が1議席を獲得しました。

今回の選挙では自民・公明が予想外の健闘で勝利し、「野党共闘」を推し進めてきた立憲民主党が敗北するという事態になりました。

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